+睡眠障害

寝言

寝言

寝ているのにしゃべっているって不思議ですよね。
一般的には不満や怒っている内容の寝言が多いようですが、すごく楽しそうに「きゃはははっ」と声を出して大笑いしている人もいます。もちろん眠っている時ですが、私も自分の笑い声で起きた事もあります。
ねごとで恋人と違う人の名前を口走ってけんかになるという事もあるようですが…。
あまりにも頻繁にしゃべっていたり怒っていると、ちゃんと眠れているんだろうかと心配になりますよね。
なんで寝ているのにしゃべるんでしょう?


メカニズム

どうしてしゃべるのか?

覚醒中枢の働きが弱い、レム睡眠時に行われる筋肉の抑制が低下しているという時に、夢の内容にあわせて言葉を発します。
ストレスや不安や悩みなどがある時に、その機能が低下しやすいといわれています。
また、起きている時に脳が獲得した沢山の情報を整理している時、その情報を使って今後の予測や復習などのシミュレーションが行われています。
このシミュレーション作業中に言葉が出てしまう事もあります。
こういった言葉の刺激でも目が覚めないので、「寝言」になるんですね。

寝言と会話するのは?

寝言と会話をしてはいけない、といわれたことはありませんか? 眠っている間でも脳が活動しているレム睡眠時には、耳や鼻といった気管機能もある程度動いています。しかし、レム睡眠中は脳が情報を整理するための休息時間なのに、外からの情報が入ってくると仕事が増えてととても疲れてしまいます。
また、浅い眠りの時の寝言に返事をすることで脳が覚醒してしまうと、眠りのリズムを崩してしまう事もあります。
ですから寝言と会話するのはできるだけ控えたほうがいいといわれていますが、別に返事をしても大丈夫です。

しゃべる原因は…

はっきりした寝言はストレスが原因?

比較的はっきりとした言葉をしゃべる場合、「レム睡眠行動障害」という睡眠障害やパニック障害の病気である可能性があります。
レム睡眠中は、副交感神経から交感神経への急激な切り替わりが起こり、脳は不安や恐れなどを感じた時の身体的・心理条件を同じ状態になります。そのため、覚醒時に得た思考や情報と混ざって怖い夢や攻撃的な夢を見やすくなります。
そこで、日中精神的に強い圧力を受けた状態にあると、抑圧から精神的に解放されてる睡眠中に抑制されていた感情や行動と混ざって言葉にて出やすくなります。

「むにゃむにゃ」いう寝言

猫や犬でも眠りながらムニャムニャ言っている事がありますが、とても可愛らしいものですよね。
むにゃむにゃ…、となんといっているか聞き取れない寝言は、レム睡眠中に脳が行っている情報の整理やシミュレーション行動の一つだといわれています。
子供にも大人にも見られるものですが、沢山の情報が入っていた時や疲れている時に起こりやすいようです。
声を荒げたり動き回ったりという行動にならないタイプのネゴトですから、今日はちょっと疲れているのかな?どんな夢を見ているのかな?とほほえましく見ておきましょう。

治療・対策方法

眠りを深くする

不安や精神的な疲れが原因の場合には、カウンセリングやストレスを取り除くために抗不安薬や抗てんかん薬などが使われる事もあります。
薬物療法では、眠気やめまいの他に、急激な精神的な状態の変化が起こる場合もあるので同じような症状が見られる場合でも一概に同じ薬を同じ量で使えばいいというわけではありません。

起こす

大きな声や叫び声のようなねごとの場合には、体をゆすったり声をかけて刺激を与えると夢から覚めて寝言がやむことがあります。しっかり覚醒させるほどではなく、刺激を与えるだけでも効果があります。
子供の場合は、夢から覚めたあとどんな寝言について尋ねたり夢の内容を尋ねると不安感や恐怖感を思い出してしまうことになるので聞かないほうが良いでしょう。