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いびき

いびき

ガァー、ガァーっと言う大きなイビキは、周りの人の睡眠を妨害する厄介なものです。
中には自分ではいびきをかいているという自覚が無い事も多く、女性や子供の場合だと、恥ずかしいかもしれないと思って言いにくい事もあります。
しかし、いびきは音だけの問題ではありません。
質の良い睡眠が取れていないことは間違いありませんが、睡眠時無呼吸症候群などの重大な疾患が隠れている可能性もあるんです。
もし、あなたの周りでキケンないびきをかいている人がいたら、すぐ教えてあげてくださいね。


メカニズム

空気の抵抗音

私達が呼吸するときには、口や鼻から入った空気が鼻腔や口腔を通ってのどから肺へと送り込まれます。この鼻や口から喉までの空気の通り道を上気道といいます。
上気道には咽頭蓋や扁桃など出っ張っている部分が沢山あり、空気に含まれるゴミを取り除いたり肺に入るまでに適度な湿気と温度を与えています。そのため、上気道では通り抜ける空気に対してある程度の抵抗が生まれていて、その抵抗が大きくなると呼吸音が大きくなります。
睡眠中に上気道の抵抗が何らかの原因で通常より大きくなると、いびきになるんです。

いびきの種類

いびきにはその音によって様々な種類があります。猛獣の吼えているような音だったり、カエルやアシカの鳴き声のようだったり、驚くような爆音の場合もあります。
音によって、喉や鼻の異変・体型など、その人の状態がわかります。
疲れたときやおさけをのんで身体の緊張が普段異常に緩んで、突発的にかくいびきは問題ありません。
しかし、毎晩かいている人や途中で呼吸が止まっている場合には、睡眠時無呼吸症候群の可能性が高く重大な状態になっていることもあるので、すぐに睡眠専門病院を受診しましょう。

原因

音が大きくなるのは…

鼻が詰まっている時や鼻水が出ている時、喉が腫れている時などに普段より大きな呼吸音になると感じたことはありませんか? 何らかの原因で上気道の湿気が多かったり乾燥したり、腫れている部分があって空気抵抗が大きくなると、必要な空気を取り込もうと呼吸の勢いや回数が増えたり口呼吸になります。口呼吸では軟口蓋とが振動するため、イビキが出やすくなります。
また、睡眠時には筋肉が緩むため、少しの異変でも上気道が狭くなりがちです。
ですから、いびきは体調の変化や異変を知らせるサインでもあるのです。

異変の原因

慢性鼻炎・蓄膿症・アレルギー性鼻炎・花粉症・扁桃肥大やアデノイド増殖症といった鼻や喉の疾患がある場合、または鼻中隔湾曲症や肥満などの形態的な異常がある場合には、鼻で呼吸することが難しくなります。
また、あごが小さく首が短く太いなど、体型や骨格で元々空気の通りが悪い人も、口呼吸になりやすいタイプです。
起きている時は異変があっても空気が通るだけのスペースが確保されて、疾患や異変に気が付かない人もいます。しかし、睡眠中に筋肉が緩んで口呼吸に変ると音が出て疾患に気づくケースもあります。

治療・対策方法

解消・防止グッズ

鼻や喉の空気のとおりを良くすることで、睡眠中のいびきを改善することができるお手軽なグッズはインターネットや通販以外でも数多く扱われるようになりました。
鼻の上からテープで鼻腔を広げるタイプや鼻の中に入れて鼻腔を広げるタイプは、鼻炎や花粉症などの人にも有効です。睡眠中の呼吸が楽になるため熟睡感が得られて体調も良くなるというケースが多いようです。
また、枕の高さも気道確保のためには重要なポイントです。
横になった時にアゴが上がらず、首が真っ直ぐになる高さのマクラを選ぶようにしましょう。

耳鼻咽頭疾患の治療

鼻や喉に疾患が原因でイビキガ出ている事も多く、疾患治療を行ったらいびきも治ったというケースが多いんです。
いびきで悩んで耳鼻咽頭科を受診すると何も言わずに薬を出されて、いびきの薬と勘違いする人もいるようですが、鼻や喉の異変や疾患を改善するための薬が処方されているのです。
また、イビキによって喉や気管に炎症が起きてしまっている事も多いんです。
ですから、イビキは質の良い睡眠がとれずに体調を悪くしますし、喉や鼻の状態も悪くしてしまいますから、早めに専門医で治療を開始しましょう。