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オネショ・夢遊病(睡眠時遊行症)

おねしょ,夢遊病,睡眠時遊行症

眠っている間におしっこをしてしまうオネショや、眠りながら歩き回ったりする夢遊病(睡眠時遊行症)は幼い子供の頃に多く見られる行動です。
でも、こういった症状は幼い子供だけに見られるものではありません。
遺伝や自律神経の働きも大きく関わっているため、中学生や高校生、大人でもおねしょに悩んでいる人もいるんです。悩むことでさらに治りにくくなることもあります。
ですから、なかなかおねしょが治らないとあせったり、怒ったりしないで下さいね。


なんでオネショしちゃうのか?

昼と夜の限界量は違う

あまり知られていませんが、夜と昼の排尿システムには大きな違いがあります。
日中は水分の摂取量が多いため体内では沢山の尿が作られています。その分、排尿も頻繁です。
尿意を感じるのは膀胱の中のどのくらい尿が溜まったか、ですが、日中は膀胱の半分以上まで尿が溜まると尿意を感じるようになっています。
反対に、睡眠中は水分を取る事も無いため尿を排出せずに済むように抗利尿作用ホルモンが分泌され尿の生成量が減ります。しかし、副交感神経の抑制によって膀胱の半分以下の量でも尿意を感じます。

夜尿症の原因

膀胱の限界量の変動と、利尿作用をコントロールしているのは、ホルモンや副交感神経・交感神経ですが、これらの切り替えやリズムを操作しているのは自律神経の働きです。
自律神経の働きや日中と夜間の排尿リズムがきちんと確立できていない年齢の間は、おねしょをしやすいのです。
また、遺伝的に膀胱の容量が未発達だったり、睡眠中の排尿リズムが上手くコントロールできない場合や、ストレスによって自律神経の働きが低下し、おねしょが治りにくいケースもあります。

おねしょ対策・治療法

タイプを見極める

夜尿症のタイプは、膀胱の容量・夜間の尿の生成量・日中の失禁症の有無などから判断することができます。
夜間の尿量や膀胱の容量が正常なタイプでは、自律神経の働きが高まれば自然と治るので問題ありません。
しかし、尿の生産量が多かったり膀胱の容量が小さい場合には、ホルモンの働きが不十分で低比重性多尿症になっている場合や、尿があまり溜まっていないのに排尿しようとする過敏性膀胱などの可能性があります。
こういった場合には、専門家と相談して効果的な治療方法を検討していく必要があります。

睡眠前の工夫

トイレトレーニングや心理的なカウンセリングが効果的な場合もあるので、オネショをすることを責めたり怒ったりするのが逆効果です。反対に寝る前に「自分は大丈夫、おねしょはしない。」といいきかせておくほうが効果的です。
また、多尿症の可能性がある場合には就寝前に水分の摂取を控える主観をつけるのも良いでしょう。
おねしょをする前に起きてトイレへ行けばいいだろうと、家族が起こす事も多いようです。しかし、他の人に起こしてもらうと尿意で覚醒するという神経の働きを低下させてしまうので逆効果です。

夢遊病とは?

子どもが夜中に歩き回る

子供の頃に多く見られる寝ボケの一種で、熟睡しながら動き回ったり言葉を発する睡眠障害で睡眠時遊行症といいます。
呼吸や循環機能など必要な部分以外は前進の筋肉の緊張が解けているはずのノンレム睡眠時に、筋肉への信号が伝わってしまい動き回ることになります。
しかし、本人は全く覚えていないのが特徴です。また、歩き回っている時に目は開いていますが、脳が覚醒していないため、起こそうとしてもなかなか起きることがありません。

夢でうなされて暴れる

大人に見られる睡眠時の問題行動の一つで、中高年の特に男性に多い睡眠障害です。
子供の睡眠時遊行症とは違い、レム睡眠時に悪夢をみてそれに対する行動をしてしまうため、その場で起こすとすぐに覚醒し、今見ていた夢の内容を覚えていることが多いのが特徴です。
始めは寝言が頻繁になり、そのうち攻撃的な行動へ進行してしまう事も多いので家族やパートナーにも弊害があります。
薬を使った治療で改善できることが多いので、早めに専門医や病院へ相談すると良いでしょう。