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睡眠不足症候群

睡眠不足症候群

寝る時間は十分確保しているし、寝つきも良い、就寝中に何度も目が覚めたり起きる事もないし、過眠症でもない。それなのに、日中眠くて仕方なかったり、ふっとした瞬間に居眠りをしてしまう原因がわからない…。
日本人は眠る時間を削って頑張ることが当たり前と思っているため、本当に自分が必要な眠りの時間をきちんとわかっていない事が多いのです。
その”眠気”、睡眠不足症候群の症状かも知れませんよ。


睡眠不足症候群とは

自覚が無いけれど、実は睡眠不足

実際は自分に必要な睡眠時間をしっかり確保できていない状態になっているのに、自分では眠っている時間が不足していることを自覚できず慢性化してしまうとい疾患です。
ただの”睡眠不足”ではなく、頭痛・肩こりなどの身体障害や精神的な影響が起こるのが特徴の疾患です。
国際基準では、「正常な覚醒状態を維持するために必要な、夜間の眠りを常に取れていないことで様々な症状が起こる睡眠障害」とされています。

頭痛・めまいなどの症状へ進行

眠る時間が足りていない状態が長期間続く「睡眠負債」状態になると、気が付かないうちに立ったまま居眠りをしていたり頭痛や肩こりといった症状に悩まされる様になります。また、こういった症状から、イライラしたり仕事をこなせなくなるなどのストレスが溜まり、思い悩んでしまうケースも増えています。
特に、自分ではショートスリーパーだと思って眠る時間を設定している人や、夜型の生活パターンになっている人は睡眠障害であることに気がつきにくく、症状が知らないうちに進行してしまいます。

休みに長く眠れば良好になる

休日になれば朝の起床時間を遅らせることができるため、溜まってしまった眠る時間の負債が解消されて体調や精神的な状態が良くなり、集中力や気力なども充実します。
そのため、休日が定期的に取れる生活パターンの人は、夜型や睡眠不足傾向の生活リズムでもこの症状が現れにくくなります。
また、長時間の眠ることが必要な体質の人の場合は、他の人から見れば十分眠っているはずだと思われていても、本人にとっては足りていないことも多いんです。
そのため、仕事や勉強に対してはやる気がないために眠くなるのだと勘違いしてしまう事も多いようです。

原因と治療方法

睡眠不足になる原因

学生や通勤時間の長い社会人の場合、通勤・通学の間にもしくは授業中など1〜2時間居眠りすることができていれば症状は出にくくなります。居眠りが仮眠となっているため、必要な睡眠時間を確保できているんです。
しかし、転勤や就職などで居眠りできない生活リズムになると、以前同じだけ眠るための時間をとっているのに急に日中の眠気が強くなったり、集中力が保てなくなるという症状が現れます。
このように、自分では眠る時間は足りていると思い込んで、睡眠不足が慢性化していくことが発症の原因となります。

自分の必要な眠りの時間を知る

日中の生活に弊害があるような症状が現れている場合には、休日に少し大目に眠る時間をとってみましょう。
もし、眠る時間を長く取ることで体調が良好になったり普段見られる身体的な症状が改善されるようであれば、自分で必要だと考えている眠りの時間が足りない可能性があります。
1週間単位での睡眠パターンを記録していくと、本当に自分の体に必要な眠り時間の長さを把握することができます。
こうして、必要な眠りを確保できるような生活リズムに変えていくことが、最も簡単な改善方法と言えます。

仮眠・投薬治療

午前中は気力で覚醒状態を保つことができるのに、午後になると気力でも集中力を持たせることができない、とい人は睡眠不足症候群の可能性が高いかもしれません。
夜間に眠る時間を延ばすことが難しいという人は、日中のスケジュールを工夫して仮眠を取るのがポイントです。
特に眠くなる時間帯に15分程度の仮眠を1〜数回とります。短い時間でもしっかり眠ることができれば効果的です。
また、夜型の生活習慣が長く深夜にならないと眠れない場合には、専門医と相談して睡眠導入剤などを使った治療を行う事もあります。