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むずむず脚症候群・周期性四肢運動障害

むずむず脚症候群,周期性四肢運動障害

寝ていると急に脚がビクッと動いてびっくりして目が覚める。
眠ろうと思って布団に入ると足がムズムズしてきて気になって眠れない。
こんな経験ありませんか? 一見、睡眠とは関係なさそうな脚や手の症状ですが、正常な眠りを阻害してしまう睡眠障害なんです。


むずむず脚症候群とは

特徴

布団に入って安静にすると、主に膝から下のふくらはぎや足の裏といった部分がむず痒かくなったり火照りを感じて眠ることができなくなる睡眠障害です。
脚のむずむず感のため、じっとしていられなくなることから海外では「じっとしていられない脚症候群(レストレス・レッグ症候群)」と呼ばれています。

症状

“むずむず”という感覚は人によって異なりますが、皮膚の下を虫が張っている、ピリピリ・チクチクと細かい痛痒さ、奥のほうで波が広がるようなジワジワとしたほてりを伴う違和感、といった症状を訴える人が多く見られます。
これらの症状は、脚を擦り合わせたり歩くと治まりますが、再び布団に入って安静にすると復活します。始めは眠り初めや夜間にだけ見られる症状ですが、程度が酷い人の場合には、寝ていなくても夕方や昼間から症状が現れる事もあります。

原因

鉄欠乏性貧血や妊娠期間中に多く見られることから、鉄を貯蔵するためのフェリチンというたんぱく質の不足によって起こるとも考えられています。鉄欠乏性貧血や妊娠中、透析などの二次性の原因によってむずむず脚症候群が発生した場合には、鉄分を補給することで解消される場合があります。
また、原因がはっきりとわからない状態でも突発的に発生することがあります。特に妊娠中に突発性の症状が現れた場合には、出産と同時に症状が全くでなくなるケースもあります。

対策・治療方法

周期性四肢運動障害からむずむず脚になるケースも多くありますが、脊髄の病気のある人、人工透析をしている人、胃を切除した人、鉄欠乏性貧血、妊娠中、などにも多く見られることがわかっています。
しかし、症状が深刻になっても何科へ行けばいいのかわからず一人で悩んでいる人も沢山くいます。整形外科などでは異常なしと診断される事もありますが、睡眠専門医や病院では、状態を見てクロナゼパムやドーパミン受容体の刺激役などを使った治療が行われます。マッサージで改善する事もあるので寝る前にやってみるのもお勧めです。

周期性四肢運動障害

特徴

睡眠中、または寝始めに手足がぴくっと動きます。自分の意思とは関係なく、瞬間的な痙攣を起こしている状態「睡眠時ミクローヌス症候群とも呼ばれています。
無自覚の間に手足がビクッとなっている事も多く、自分は寝ているつもりでも脳は覚醒してしまっていることがあるんです。
こういうケースだと、自分では十分な睡眠時間を取っているつもりなのに、いつもすっきりしない、とか寝不足感があり、日中の生活に支障が出てしまう事もあります。

症状

かすかに手足がぴくっと痙攣する程度のものから、布団を跳ね飛ばしてしまうほど大きく痙攣する事もあります。
痙攣が起きる頻度や程度は、一瞬だけ起こる場合やしばらくピクピクっと繰り返している場合など様々です。また、痙攣症状は特に脚に出ることが多く、寝始めたから数時間までの前半で追おう起こります。
睡眠時無呼吸症候群と同じように、自分では気が付かないうちに睡眠不足になってしまい日中に突然強い眠気を感じたり、作業中に居眠りをしてしまうなど日常生活に支障が出てしまいます。

原因

むずむず脚症候群と同じ原因で起こる睡眠障害と考えられていまが、加齢とともに起こる頻度が高くなる傾向にあることがわかっています。
また、日中に見られる眠気や居眠りなどといった症状が睡眠時無呼吸症候群の場合とよく似ていることから、終夜ポリグラフ検査などを行い他の睡眠障害を併発していないかを検査します。
また、起きている間に手首や脛などがぴくっとするような自覚症状がある場合には、何らかの原因によって睡眠中に周期性四肢運動障害が起こっていると考えられます。

対策・治療方法

過労やストレスが原因となって鉄分が不足して起こっている場合も多いため、ストレスをためないようスケジュール管理を見直す事が大切です。
むずむず脚症候群と併発している場合には、さらに日常生活への支障が大きくなるため、専門医による投薬治療の他に、カフェインを含む食品の摂取を控えることがおすすめです。
また、日中どうしても眠気が強く起きていられない場合には、5〜10分程度の短い仮眠をすると良いでしょう。