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中途覚醒

中途覚醒

夜中に何度も目が覚めてしまうと、睡眠時間を十分に取ったつもりでも寝た気がしない、ということがありますよね。
実際に、眠っている途中に一度起きてしまうと、入眠〜ノンレム睡眠〜レム睡眠と眠りのリズムを始めからやり直さなければいけないので、脳も体もしっかり休息することができません。
自分で覚醒していることに気が付かない中途覚醒もあるので、日中の生活に支障が出るような場合には注意しましょう。


中途覚醒に見られる症状

主な症状

寝付きが悪いわけではないのに、夜中に目が覚めてしまう…、目が覚めた後もう一度眠るまでに時間がかかる、といった状態になるのが典型的な症状です。
全体的に浅い眠りになっていることが多く、何度も繰り返し起きてしまったり、眠っても疲れが取れない、睡眠時間の割に日中眠くなったり集中力が低下するという症状もあらわれます。

こんな症状は要チェック!

睡眠時無呼吸症候群の人の中には、自分では気が付かないうちに何度も覚醒を繰り返していることがあります。この場合、目が覚めたという感覚が無いため症状が出ていることにも気が付きにくいケースもあるので、以下のような症状に注意しましょう。

  • いびきをかいているといわれる
  • 目が覚めたとき、口の中や喉が乾いている
  • 太り気味
  • 日中耐え難い睡魔に襲われる

原因

ストレス

試験前や重要な仕事を任されている時など、強いプレッシャーや精神的ストレスがかかった状態で眠ると、眠っているつもりでも脳はリラックスして休むことができません。浅い睡眠状態で眠ることになるため途中で何度も目が覚めたり、些細な刺激で覚醒してしまうことになります。
また、目が覚めてしまい睡眠不足になることを不安に感じてしまうと、それがストレスとなって中途覚醒しやすくなる悪循環になるケースもあります。

他の疾患が原因

睡眠時無呼吸症候群やむずむず脚症候群など、他の睡眠障害が原因で睡眠中に何度も起きてしまったり、睡眠が浅くなっている場合もあります。高血圧や糖尿病など重大な疾患が隠れている事もあるので、原因をはっきりさせ改善することが重要です。
また、体が火照ったりかゆみを感じたり、骨折などで体に痛みがある場合なども睡眠が浅くなり目が覚める原因となります。

女性に多い原因

生理前や妊娠中、育児中、更年期など、女性はホルモンバランスの変化で眠りが浅くなりやすいものです。
妊娠後期から哺乳期間は、眠りが浅くなる上に哺乳のたびに何度も起きなければいけません。そのため、中途覚醒が習慣になってしまい哺乳期間が終わっても熟睡できなくなるというケースもあります。
月経前にも眠りが浅くなりますが、一時的なものなので悪循環にならないように気をつけていればあまり問題はありません。

対策・対処方法

リラックスする

几帳面な人や神経質な人の場合、些細な環境の変化や不安感を抱えやすく、眠りが浅くなりやすい傾向にあります。
こういったタイプの人が中途覚醒になると、睡眠中に目が覚めてしまうことが更なる不安となって何度も覚醒して熟睡できないという悪循環に陥ってしまうことが多いので、リラックスできる音楽や入眠儀式などを取り入れると良いでしょう。
自分ではどうしても緊張感や不安感を取り除けないという場合には、自己判断で薬を使ったりせず、専門家に相談することが大切です。

仮眠を取る

日中の生活に支障が出るような場合には、午前中など早い時間に10〜20分の仮眠を取る事も効果的です。仮眠を取る場合には、夜眠れなくなるほど長時間寝てしまうと意味がありません。また、夕方など遅めの時間に仮眠を取るのも夜の睡眠に支障が出ることがあるので、遅くてもお昼休憩くらいまでの間に仮眠するようにしましょう。

寝酒は良くない

中途覚醒する人の中には、寝つきも悪く寝る前におさけを飲む人もいるようですがこれは逆効果です。ねざけは寝つきを良くする作用がありますが、睡眠自体は浅いものになってしまうため中途覚醒を治すことはできません。反対に中途覚醒ではない不眠症人でも、ねざけの習慣が付いてしまうことで夜中に何度も目が覚めてしまうようになる場合があります。