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早朝覚醒

早朝覚醒

おじいちゃんやおばあちゃんは早起き、というイメージがありませんか? 朝が苦手だった人でも、年を取ると早起きになったという話もよく聞きます。
眠り方というのは、年齢とともに変化するものなので、これは極めて自然なことなんです。
しかし、疲れているのに早朝目が覚めてしまいその後もう一度眠ることができない、とか、若いのに夕方眠くなり朝早く目が覚めるという場合には、うつ病などが原因となっている睡眠障害の可能性があります。


早朝覚醒に見られる症状

典型的な症状

早朝覚醒で見られる典型的な症状は、朝早く目が覚めてしまう、ということです。
早い時間に目が覚めてしまうというだけではなく、その後もう一度眠ろうとしてもなかなか眠れません。眠れたとしても、うつらうつらするだけで熟睡できないためかえって疲れてしまう事も多いようです。
早く目が覚めてしまうので、その分早く寝なければ、と早寝の習慣が付いてしまい、さらに早朝に目が覚めるという症状が進んでしまう場合もあります。

こんな症状は要チェック!

試験前など特に緊張している場合、朝早く目が覚めてしまったりなかなか眠れないということはありますが、長期間続くようだと昼間の生活にも支障が出てしまいます。
早朝覚醒になるとこんな症状が見られます。

  • 活動中に集中力が落ちてしまう事がある
  • 何事も億劫に感じたり、気が乗らない
  • 気分が落ち込みがちになる
  • 昼間耐え難い眠気に襲われる事がある
  • 朝早く目が覚めるので、早めに寝るようになった
  • 夜10時以降起きているのがつらい

原因

老人性早朝覚醒

若い人の場合、一回の睡眠中に深度の深い徐波睡眠が2〜3回繰り返されます。
しかし、加齢とともに深度3〜4の深い睡眠に達する回数は少なくなり、浅い睡眠状態になります。
年を取ると、眠るための物質”メラトニン”の量の分泌量が少なくなり、「眠る」能力が低下してきます。そのため、途中で目が覚めやすく、再度眠るまでにも時間がかかる様になってしまうんです。
熟睡感があり、生活に支障が無ければ問題はありませんが、疲労が溜まったり、活動中に眠気を感じる場合には治療や改善を行うのがお勧めです。


うつ病

ストレスや不規則な生活が続くと、知らず知らずのうちに軽度のうつ病になっていることがあります。欝により、メラトニンの分泌が正常に行われなくなってしまって睡眠のリズムが崩れているケースも多く見られます。
また、うつ病による早朝覚醒では、どんどん朝起きる時間が早くなる傾向が見られます。さらに躁鬱の場合には、不規則に不眠と覚醒を繰り返すため、睡眠障害が起こっているかどうかわかりにくい事もあります。


対策・対処方法

体内時計をコントロールする

早い時間に目が覚めるからといって、散歩や体操など活動を始めてしまうと体内時計は朝方の習慣が付いてしまいます。朝日が差し込まないように遮光カーテンを引いたり、雨戸を閉めて、目が覚めていてもリラックスした状態を保ち、体が早い時間に覚醒しないようにします。
また、早朝覚醒で生活に支障が出る場合には、夕方1〜2時間太陽の光を十分に浴びたり、夜眠くなる時間に入浴して体を覚醒させるのも効果的です。

メラトニンの分泌を促す

年齢やストレスによりメラトニンの分泌が減少してしまった場合には、ギャバを多く含む食品を取るのも効果的です。
ギャバ自体も脳内で分泌されている物質で、鎮静作用のあるものです。メラトニンも沈静・リラックス作用のある物質なので、脳内で減少したメラトニン分をギャバで補うことで眠りの能力を助けることができます。