+睡眠障害

ノンレム睡眠

ノンレム睡眠

レム睡眠が身体を休める眠りだとすると、”ノンレム睡眠”は脳を休めるための眠りです。
脳が眠っている時間帯のため”ぐっすり寝ている”という状態ですが、この状態で起こされるとなんだか頭がボーっとしてしまい、眼が覚めてからしばらくはさえない気分になる事も多いんです。
日ごろから寝起きが悪い、という人は、深く眠っている状態の時に、起きなければいけない時間がきて眼を覚ましているのかも知れませんよ。


眠りの深度とメカニズム

深度1〜2

眠りの深度は大きく分けて4段階になっています。
第一段階は眠り始めの状態で、”入眠期”と言います。うつらうつらしている状態です。
第二段階はうつらうつらした状態から脳の働きが低下し浅い眠りに入ります。この時までは、周囲の音が聞こえやすいため声を掛けられれば眼が覚めてしまいます。20〜30分程度の仮眠や昼寝は、第二段階までの浅い眠りの状態であることが多いようです。


深度3〜4

眠りの深度が第三段階になると、呼吸がゆっくりとなり寝息に変わります。眠りの深度が中程度のこの段階では、声を掛けられた程度の刺激では眼が覚めません。
また、第三段階の眠りは比較的長く続き、睡眠時間全体を見てもこの状態でいることが1時間程度の割合を占めています。
第四段階の眠りはかなり深い眠りで、少しくらい触っても目を覚ましません。しかし、この一番深い眠りの状態は、眠ってから2〜3セット目までしか到達しない前半の眠りなんです。


リズムとメカニズム

眠りの浅い状態からからだんだんと深度が深くなり、その後再び浅い状態の”レム睡眠”へ移行します。これが”睡眠リズム”の1セットで、大体90分単位で一晩の間に数回繰り返されています。
2〜3セット目までは深度4に達します。その後4〜6セットになると、1セットあたりのレム睡眠の割合が多くなるため深度は3程度までしか到達しません。さらに睡眠時間が後半になると、脳が起きる準備を始めるため眠りの深度も1〜2までと浅くなります。

ノンレム睡眠の特徴

眼球は動かないが体は動く

ノンレム睡眠とは「眼球運動(R・E・M)が無い眠り」という意味です。そのため、ノンレム状態になると、眼球運動は停止します。
しかし、体は起きている状態に近いため、寝返りを頻繁に打ったりいびきをかいたり、体を動かすことが多くなります。

成長させる

寝る子は育つ、ということわざの通り、眠っている間には身体の各器官を成長させるための物質が分泌されています。また、活動中に傷ついたり壊れてしまったところを治す役割りをしているのも成長ホルモンです。成長ホルモンはこの状態の時が一番分泌されています。
この成長ホルモンは、眠っている間でもレム睡眠の間に分泌される物質なので、特に成長期の年齢にはレム・ノンレムを繰り返す睡眠サイクルとリズムを正常に切り替えることのできる睡眠時間が必要になります。

夢を見ることが少ない

大脳がほとんど活動していない眠りの深い状態のため、夢を見ることが少ないのが特徴です。
昔はこの状態で夢を見ることは無いといわれていましたが、レム睡眠中にも夢を見ることはあることがわかっています。しかし、記憶や情報を処理している大脳が休息しているため、夢を見てもほとんど覚えていないようです。
また、まぶたは閉じていますが、瞳が開いているので、この時に急に起こされると光がかなりまぶしく感じられて目を開けるのが辛くなります。